マグノリア六甲 グリーンサラウンド
人の視線を気にすることなく自然を感じて過ごせるテラス
鬱蒼と樹木が生い茂る森があり、小川にも臨み、しかも独立性も高いといった敷地で、たいへん恵まれていると思います。
この好条件を最大限に活かし、この地ならではの暮らし心地を提供できるように設計を考えました。
なかでも特徴的なのが、小川の流れる谷に臨むせせらぎ眺望ブロックです。
各住戸の位置関係を考慮し、人の視線を気にせずに過ごせるプライバシー性の高いテラスを設けました。
プライベートビーチに近い感覚で使える、その家族だけの専有スペースです。
庭となるスペースにはハーブの植込による演出も施しました。
また、勾配のある宅地には、、スキップフロアを採用することで、住戸内の奥行き感を高めるとともに、窓際だけでなく奥のほうからも外の景色を眺められるようにしています。
暮らしの中で自然に交流しコミュニケーションが生まれる間取り
住まいづくりとも共通のテーマなのですが、「家の間取りが子育てに影響する」ということに留意してプランニングしました。
重視したのは、家族が暮らしの中で自然に交流し、コミュニケーションが生まれる間取りを実現することです。
たとえば、リビングに階段を設置したり、リビングから浴室へ入る動線を設けたりすることで、子供が自分の部屋から外出・帰宅する時や入浴の際に親と顔を合わせるようにしています。
親子のすれ違いを助長するような間取りを避けているので、自然な交流の中で言葉を交わす機会が増え、お互いにわかり合いやすい関係が育まれると思います。
もちろん、一人で過ごす時間も大切ですので、プライベートルームを充実させたほか、一人でこもることがステップインロフトなども採用しました。
方向や場所によってそれぞれですが、自然との関わりを重視
住戸も街並みも一体的に見えることによってはじめて街と言え、それが人を惹きつけ、街としての財産になると考えているのです。
最近では日本でもようやくこうした意識が芽生えはじめています。
その土地に調和した建物が立ち並んでいるのが美しい街なのです。
そのため、美しい街づくりには、まず敷地を理解する必要があります。
今回も敷地の特性を把握した上で、街としての美しさをキープするためのガイドラインを策定しました。
ここでは、自然のありがたみに配慮し、自然になじめるような街づくりがベースになっています。
具体的なプランとしては、街角ブロックにシンボルツリーを採用したことなどです。
個々の区画単位ではなく、街全体としての景観づくりを進めました。