Column :: vol.16 | 社内研修2007

北九州市立美術館

設計者 磯崎新
福岡県北九州市

北九州市の小高い丘の上にある美術館。
中に入ると3層吹抜けがあり天井から自然光が差込んでいて明るく感じられます。

 

映画「デスノート」の舞台にもなった場所です。
この美術館には本館と別館があり、高低差の違いから本館の地下と別館が回廊でつながれています。
展示されている模型を見ると、以前は本館のみで別館が増設されたのがわかります。

 

別館は、展示室と「アトリウム」
と名づけられた水と自然光が差し込む空間があり、
前庭的な役割をしています。

 

アトリウムの奥に祭壇のような物を発見、その裏には設備機器が外から見えないように、隠されていました。
さらには以前、自販機まであったようです。
見せるもの、隠すもの 個人、公共を問わず建物についてくる課題であると感じました。

 

この美術館を最初に見た時、ロボットみたいで
今にも変形しそうな感じを受けましたが、
街を見下ろす丘の上にあり、のんびり散歩に訪れるのも
よさそうな美術館だと思います。

 

Posted by Nakayama中山 雅史