Column :: vol.16 | 社内研修2007

閑谷学校レポート

岡山県備前市閑谷

閑谷学校は備前藩主池田光政が
庶民教育を目的に開いた学校で、
構造物のほとんどが国の重要文化財に指定されている。

校門を潜ると
正面に学校の創設者池田光政を祀る神社があり、
その隣には
孔子を祀る聖廟が神社より高い位置に建てられていた。
師である孔子に対して礼を尽くしているようだ

 

入母屋造りの講堂は国宝に指定されており、
火打窓から明かりを反射した床が鏡のように光っていて、 床を歩いていると足元がだんだん冷たく感じた。
学問の中心が講堂で行われ昔の人達はここで勉学に励んでいたようだ。

 

訪れた時季が秋だったので紅葉がきれいで周りの環境にも調和しており、
校地を取り巻く石塀は「切り込み剥ぎ式」と呼ばれる精巧なもので、
独特の景観を演出していたのが印象的だった。

 

 

Posted by Yasumura安村 卓将